| ■多汗症治療ガイド>□治療編 | |
| ● イオントフォレーシス | |
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◆ イオントフォレーシスとは?
イオントフォレーシス(イオン浸透療法)は、多汗症の部位を水道水に浸し、それに弱い電流を通じて行ないます。
治療を行なえる部位は、手のひら、足の裏、わきの下の3ヶ所です。○ イオントフォレーシスの原理
日本の専門文献の中にはまだ、イオントフォレーシスの原理について不明な点があるとしたり、その効果を疑問視する記述も見られますが、すでにその原理については明らかになっているようです。
すなわち、「電気分解により陽極側に生じた水素イオンが汗腺分泌部のイオンチャンネルをブロックする。つまり、汗腺細胞の細胞膜のイオンの出入りを阻害し汗を生成させなくする」という原理なのだそうです。
また、この原理は塩化アルミニウム水溶液の場合も同様だということです。原理と治療について、次のような説明を頂いています。
「治療の第一選択はイオントフォレーシスです。80〜90%の患者さんに有効ですが、ずっと定期的に治療を続けないと効果を維持できないのが欠点です。ただし、際立った副作用がないとてもよい治療です。
イオントフォレーシスの原理、効果については1993年にアイオワ州立大学の Sato Kenzo 博士により完全に証明されております。
電気分解により陽極側に生じた水素イオンが汗腺分泌部のイオンチャンネルをブロックするのです。つまり、汗腺細胞の細胞膜のイオンの出入りを阻害し汗を生成させなくする、という原理です。2週間連日治療を行うとほぼ汗がでなくなります。しかしこれで中断すると元に戻ってしまいますので1〜2週間に一度の割で治療を継続する必要があります。
塩化アルミニウムも基本的に同じ原理で、汗腺に吸収されたアルミニウムイオンがイオンチャンネルをブロックすることにより発汗を抑えます。外用を開始してから効果が出始めるのに2〜4週間かかります。」
(済生会新潟第二病院皮膚科、丸山先生より)◆ イオントフォレーシス治療の実際
○ 病院での治療(通院治療)
イオントフォレーシス治療を行っている病医院は、日本ではあまり多くありません。
また、必ずしも適切な方法で行なわれて来なかった面もあるようです。そのため効果が不十分であったりしました。
そのようなこともあり、理論や効果に対する疑問があるために、イオントフォレーシスによる多汗症治療は普及しませんでした。イオントフォレーシスは継続的な治療が必要です。効果が出るまでは集中して治療を行ない、効果が出てからも定期的な治療が必要です。そのため患者にとっても通院治療が負担となるという面があります。
いまは家庭で使えるイオントフォレーシス機器がありますので、個人で手軽に治療が行なえるようになりました。○ 家庭用イオントフォレーシス機器
家庭でも使用できるイオントフォレーシス機器には、MD-1a、ドライオニック、ANIDRONIC があります。
MD-1a は個人での購入は出来ません。ドライオニックも以前は医師を通じて使用されていたようですが、現在は個人で購入できます。
MD-1a
- MD-1a は R.A Fischer社の製品です。
- ホームページはこちらです。→ MD-1a R.A Fischer
- 医師の指導の下に使用します。個人購入はできません。
ドライオニック(DRIONIC)
- ドライオニックは ジェネラルメディカル(General Medical)社の製品です。
- 手のひら・足の裏兼用、わきの下用、手足切断部位用の3種類があります。
- 購入方法をはじめ、ドライオニックに関してはすべてこちらをご覧下さい。→ ◆ドライオニック
ANIDRONIC
- ANIDRONIC はブラジルのSODALYS社の製品です。
- 手のひら用、足の裏用、わきの下用の3種類があります。
- ホームページはこちらです。→ ANIDRONIC(ブラジルのサイトです。ポルトガル語)