04/27 21:54 朝: ◇韓国人元日本兵の恩給めぐる訴訟で原告側の控訴棄却◇
朝日新聞ニュース速報
太平洋戦争に旧日本軍の上等兵として駆り出されて右腕切断の重傷を負った韓国人の金成寿(キム・ソンス)さん(75)=韓国・釜山市在住=が、「日本国籍がないことを理由に恩給を支給しなかったのは法の下の平等を定めた憲法に違反する」として日本政府を相手に総額約2億4400万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が27日、東京高裁であった。奥山興悦裁判長は、「恩給を支給するための要件やその範囲を決めるのは国の立法政策に属し、憲法に違反しない」として請求を退けた一審・東京地裁判決の結論を支持し、原告の控訴を棄却した。金さんは上告する意向を明らかにした。
判決後に会見した原告弁護団は、奥山裁判長がこの日の判決理由の中で、一審判決が「日本のために南方の最前線で戦闘に参加したにもかかわらず、国籍を失っただけで国から補償を受けられないのは不可解で、何らかの立法措置が取られるべきだ」「原告の心情とその境遇は想像を絶するものがあり、同情を禁じ得ない」などと述べていた部分を削除したことを批判した。金さんは「判事に決闘を申し込みたいくらいだ」と話した。
[2000-04-27-21:54]