04/27 19:57 朝: ◇韓国人徴用工の遺族、未払い賃金の供託還付求め提訴◇
朝日新聞ニュース速報
太平洋戦争中に強制連行され、当時の日本製鉄(現新日鉄)釜石製鉄所で艦砲射撃などで亡くなった韓国人徴用工4人の遺族(韓国在住)が、戦後供託された未払い賃金の還付を盛岡地方法務局に拒否されたとして、27日、同法務局の供託官と国を相手取って請求却下決定の取り消しと供託金の返還、慰謝料として1人2000万円の支払いを求めて東京地裁に提訴した。
原告の1人、洪湧善(ホン・ヨンソン)さん(56)は「父は強制的に働かされて亡くなったのに賃金さえも日本国に取られてしまうのは納得いかない」と話した。
訴えなどによると、4人は会社が政府の指導で徴用工に支払わずに供託していた未払い賃金計9490円を還付するよう求めたが供託官は却下。このため4人は審査を請求したが、同法務局長は今年1月、「日韓の協定に伴う国内法により請求権は消滅している」として請求を棄却していた。
[2000-04-27-19:57]
04/27 13:00 共: 未払い賃金など求め東京地裁に提訴 強制連行で韓国人遺族
共同通信ニュース速報
戦時中、朝鮮半島から日本製鉄(現新日本製鉄)釜石製鉄所に強制連行され死亡した四人の遺族が二十七日、盛岡法務局に供託された未払い賃金の還付請求を却下されたことをめぐり、国や供託官に却下処分取り消しや一人二千万円の慰謝料などを求める訴訟を東京地裁に起こした。
訴えたのは、釜石製鉄所(岩手県釜石市)に強制連行されていた一九四五年、連合国側の攻撃で死亡した四人の遺族で、韓国在住の洪湧善さん(56)ら四人。
訴状などによると、洪さんらは駒沢大図書館にある日本製鉄の内部文書などで、強制連行された父親の未払い賃金や弔慰金など計約九千五百円が、同社により盛岡法務局に供託されていたことを知った。
このため同法務局に還付請求したが「六五年の日韓請求権協定に基づき韓国人の請求権は消滅した」と、却下された。
洪さんらは「未払い金が供託されていることを連絡もせず、一方的に請求権を消滅させるのは不当だ」などと主張している。
[2000-04-27-13:00]