中国人強制連行・西松建設裁判始まる
広島で新たな戦後補償裁判始まる

1月16日中国人強制連行・強制労働を問う、西松建設を被告とした裁判が始まった。


西松建設は謝罪と補償を

 アジア太平洋戦争の末期、4万人の中国人が日本に強制連行され、 鉱山、港湾荷役、発電所や飛行場建設などのもっとも危険で荷酷な重 労働に従事させられ、約7千人が死亡しました。広島では山県郡加計 町の安野発電所建設工事に360人が強制連行され、栄養失調や事故な どで29人が亡くなりました。また、人間らしい扱いを求めて抵抗し、 広島刑務所などに収監された20人近くが原子爆弾の受難をうけていま す。

 日本の敗戦で帰国した人たちとその家族が、心と体に深い傷を負っ て痛苦の半世紀を生きてきた実態は、最近までほとんど知られること はありませんでした。

1993年、48年ぶりに広島を訪れた呂学文さんたちは、当時中国人を 使役した西松建設(当時西松組)を訪れ、公式謝罪、精神的肉体的苦 痛に対する補償、歴史の事実を後世に伝えるための記念館建設を求め ました。その後くり返し交渉を重ねてきましたが、西松建設は強制連 行は国が行ったもので企業には責任がない、日中共同声明で解決済み などとして要求を拒否してきました。

1997年5月、西松建設の誠意のない姿勢に呂学文さんたちは交渉を 打ち切り訴訟にふみきる決意をされ、1998年1月16日、原告5人が広 島地裁に提訴しました。

企業責任は明らか

 中国人強制連行は、日本がアジアへの侵略戦争の一環として行った 国家犯罪であり企業犯罪です。中国人の「移入」を政府に働きかけて 国策とし、衣食住にわたる全生活を支配し、奴隷労働を強いた企業西 松建設の責任は明白です。

 敗戦から半世紀がすぎ、歴史の事実をねじ曲け侵略戦争を正当化す る動きが顕著です。

 安野への中国人強制連行の事実は、西松建設社史にも加計町史にも 記載されていません。法廷で実態を明らかにし、その歴史的事実を裁 判所の公的記録として残すことも、この裁判の大きな意義のひとつで す。

 生存者はすでに高齢ですか「このままては死にきれない」と、ふみ にじられた人間の尊厳の回復を求めて立ちあがりました。侵略戦争の 被害者への謝罪と補償は、アジアの人々と将来にわたる真の友好を築 いていくための不可欠の前提です。

 生存者、遺族の闘いを決して孤立させず、共に歩んでいきましょう。

「中国人強制連行・西松建設裁判を支援する会」の「入会案内」より引用しました。

この裁判についてのお問い合わせは、
中国人強制連行・西松建設裁判を支援する会
広島市中区東白島18-13足立法律事務所気付
TEL082-211-2441(昼間)082-293-2774(夜間)
までお願いします。


4月19日に行われた「西松建設裁判を支援する集い」で報告する三菱広島元徴用工裁判を支援する会のメンバー

トップページへ戻る

nthr@ms1.megaegg.ne.jp