12/06 07:29 共: 国と三菱重工に賠償請求 元挺身隊の韓国人女性ら


共同通信ニュース速報


太平洋戦争中に女子勤労挺身(ていしん)隊員として、名古屋市にあった三菱重工業の工場で働いた韓国人女性二人と遺族一人が六日、国と同社に公式謝罪や計九千万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁に起こした。

名古屋地裁では別の元挺身隊の韓国人女性五人が同様の訴訟を起こし係争中で、今回は二次提訴。

原告は、挺身隊員として名古屋市南区にあった三菱重工道徳工場で働き、一九四四年十二月の東南海地震による工場倒壊で死亡した金淳礼さん=当時(14)=の兄の金中坤さん(76)、工場で実際に働いた金性珠さん(71)ら女性二人。

訴えによると、淳礼さんら三人は四四年六月までに「女学校に進学でき、お金も稼げる」と誘われ、韓国・光州などから連れてこられた。道徳工場で十分な食事もないまま過酷な労働を強いられ、最低限の賃金ももらえなかった。

中坤さんらは「道徳工場は紡績工場から航空機製作工場に転用され、壁を取り払うなどしたため、東南海地震で倒壊。淳礼さんが下敷きになって死亡した」と主張。性珠さんが作業中に人さし指の先を失ったのも、国や三菱重工が安全配慮義務を怠ったためとしている。

(了)

[2000-12-06-07:29]



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