12/12 17:07 共: 慰安婦制度は国際法違反 女性国際戦犯法廷で判決
共同通信ニュース速報
慰安婦制度など戦時中の旧日本軍による性暴力を裁こうと、日本とアジアの非政府組織(NGO)が東京で開いた「女性国際戦犯法廷」は最終日の十二日、四人の裁判官が「性奴隷化を図った慰安婦制度は当時の国際法に違反する犯罪」などとする判決概要を発表し、閉幕した。
判決は慰安婦制度を「日本の戦争戦略の一環で、政府の政策で導入した」と指摘。「女性たちは自由を奪われ、意思に反した行動を強いられた」と述べた。
その上で「強制労働条約や国際法上の義務に違反した日本国家は有罪」とし、昭和天皇についても「軍の犯罪行為を知っていたか知るべき立場にあり、性暴力をやめさせる手段を講じるべきだったのに怠った」と認定した。
このほか当時の政府高官や軍幹部ら二十数人が「訴追」されたが結論を留保。さらに審理し、来年三月八日の国際女性デーに最終判決を公表するという。
判決はまた、慰安婦問題に関する日本政府の謝罪や損害賠償、公文書公開など八項目を勧告した。
裁判官を務めたのは、国連旧ユーゴ戦犯法廷のガブリエル・マクドナルド前所長、ロンドン大のクリスチーヌ・チンキン教授、カルメン・アルヒバイ国際女性法律家連盟会長、ケニア人権委員会のウィリー・ムトゥンガ委員長の四人。
アジアなど八つの国・地域から来日した元慰安婦や支援者は判決を拍手で歓迎し、午後にデモ行進した。法的拘束力はないが判決を受けて、各支援団体は問題解決を国連などに働き掛けていくという。
(了)
[2000-12-12-17:07]
12/10 19:12 共: 日本の元加害兵が証言 女性国際戦犯法廷 東ティモールから
共同通信ニュース速報
戦時中の慰安婦制度などを裁くことを目指し、東京で開かれている民間の「女性国際戦犯法廷」三日目の十日、戦地で中国人女性を暴行した元日本兵二人のほか、東ティモールから初めて元慰安婦が証言した。
中国で慰安婦の連行や軍による女性暴行の作戦にかかわった男性(80)は「どうせ殺すのだから襲っても構わないという気持ちがあった」と告白。「どれだけ多くの人に迷惑を掛けたことか。残されたわたしたちが言わなければ」と話すと、参加者は拍手で迎えた。
銃で脅し、抵抗できない中国人女性を襲ったという別の男性(80)は「話しづらいことだが、性暴力の問題抜きに戦争の実態は語れない」と語った。
東ティモールの被害女性、マルタ・アブ・ベレさんは「日本を見たくて来たんじゃない。真実を言うためだ」とし「動物のように扱われ、次々に襲われた。奪ったものを返してくれ。日本は責任を取ってほしい」と激しい口調で訴えた。
この後、各国の法律家による検事団が論告で「国際法に違反した犯罪だったことは明らか」と指摘。日本政府などへの判決は十二日に言い渡される。
(了)
[2000-12-10-19:12]
12/08 14:45 朝: ◇元慰安婦ら「戦犯法廷」で国際世論に訴え◇
朝日新聞ニュース速報
アジア各地から集まった70人以上の元慰安婦ら戦時性暴力被害者が国際法の専門家らとともに、旧日本軍の慰安婦制度の責任者を裁こうという「女性国際戦犯法廷」が8日朝から、東京都千代田区の九段会館で始まった。被害者や専門家からの証言や証拠をもとに3日間の審理を続け、12日に「判決」要旨を発表するという。「判決」に法的拘束力はないが、主催者らは、被害者の証言とともに国際世論に訴える。
「戦争と女性への暴力・日本ネットワーク」(VAWW―NETジャパン、松井やより代表)が呼びかけた。
裁判長で国連の旧ユーゴ戦犯法廷のガブリエル・マクドナルド前所長が「日本軍における性奴隷制を人道に対する犯罪として裁く」と開会宣言。午前中は、同戦犯法廷のパトリシア・セラーズ法律顧問ら検事団が起訴状を読み上げ、慰安婦制度を国際法違反の「戦時性奴隷制」と認定。昭和天皇について「慰安婦制度を始めとした戦時下の人道に対する罪をやめさせる義務を怠った責任がある」と述べた。また、首席検事、ティナ・ドルゴポル・豪フリンダース大助教授は「公式謝罪と戦後補償をしない日本政府」の責任に言及した。
午後からは韓国や朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の元慰安婦らが証言する。海外メディアの関心は高く、法廷には100人近い外国人記者やカメラスタッフが詰めかけた。正式の「判決」は急病で法廷に直接参加できなかったインドの元最高裁判事、P・N・バグワティ氏の書面審査も経て、来年3月に発表され、各国政府や国連機関に配布される予定だ。
[2000-12-08-14:45]