ひむか2号くん、発電開始から2年・・・、そして

宮崎県、国富町の「ひむか2号」君は、おととし2月17日の発電開始からこの17日で発電開始から丸2年を経過、発電総量は10697キロワット時。途中2回の電圧異常による出力調整運転がおきて、発電量は本来より若干少ない。おそらく、この事故(放射能は漏れないよ〜)が起きなければ11000キロワット時を超えたものと思われる。(そうするだとすれば、1年では5500キロワット時発電した事になる)

今現在(1997年2月19日午前11時40分)の瞬間発電量は3.2〜3.4キロワット。これは、この季節の平均的な発電量である。(宮崎は条件がいいんだ)最近の性能が上がった設備なら3.5〜4.0キロワットぐらいの発電量になるだろう。こうした、工業製品が後になるほど性能が上がって、価格も下がるのは分かっていたのだが、何故、2年に設置に踏み切ったか?

個人的な利益を考えれば、こんな馬鹿な話はない。原価計算をしたら1キロワット時の価格は45円ほど、それを21円で電力会社に供給しているのだから・・・。しかし、社会全体で考えるなら、明らかにプラスになるのは間違いないことなのだ。エネルギーペイバックタイムではプラスになるのだから。化石燃料を無尽蔵にあると錯覚して何も考えずに使うよりはずっとましなことをしているということだ。

何故、多くの人がこの事を考えないのかな?

簡単なことだ、これまでの社会の仕組みがその様に出来ていないのと、社会の洗脳装置(マスコミ)がその様なことを正しく伝えようとはまったくしていないから、ただ、それだけの事である。世間の常識に縛られていたら、こんな事は出来ない?


今日は、文さんの「さおり」の教室である。生徒さんが2人来て、機織りを始めた。からっ、とんとん、からっ、からっ、がたっ、とんとん。部屋に軽い音が響いている。みんな、結構楽しそうに織っている。聞いてみると楽しいのだという。無心?に手を動かしていると、どんどん織りあがる。誰に命令される訳でも無い、自分の作りたいものが出来る。さー、何を作ろうか?コート?帽子?セーター?いろんな物が自分の手で出来あがる。一応先生の文さんも自分の機に向かって織り出した。

外では、犬のちび介君が(メス犬なんだけど)お昼寝をしている。屋根の上のひむか2号君はうす曇りのせいか?元気がなくて、今の発電量は1.0キロワット。風が強くて、ひゅ−ひゅーと鳴っている。(風力発電機もつけなきゃな) さて、もうすぐお昼。僕は、こんな、お休みが好き。

1997/02/20 宮崎・国富町にて

ふっと、表示計見ると、瞬間発電量が4.0キロワット!此れまで目にした最高の数字!少し、雲が出ていたりすると、間接光も太陽電池に当たって発電量が多くなる。さらに、この時期は気温が低いので太陽電池の変換効率が高いという理由もあるんだ。

でも、不思議だよね。太陽の光のエネルギーが電気に変わっていくんだもの。その事が目に見えるのって結構、素敵な事ですよ。t田んぼで育つお米が太陽のエネルギーを人が活動するエネルギーに変えるのと同じように、太陽電池は社会のシステムを動かすエネルギーになる。このノートパソコンは今、太陽電池で動いている。(結構、こっれって気持ち良い)


個人住宅の屋根を市民共同発電所にするなら、その電気は30円ぐらいで買ってもらってもいいのかもしれない。それは、素敵な体験が出来るから・・・。もし、貴方のお宅に屋根があるなら、そんな風に発電所を作ってみるのも楽しい事です。出資者にはちゃんと発電した分の電気代を払っていけば良いのですし・・・。
 

これを、読んで面白いなと思ったら、みんながそんな風に自分の使う電気を作れたらいいなって思ったら、もう、貴方も仲間です。一緒にやってみませんか?
 

この文章は今年の2月に書きました。1997/05/20 up

1999年7月
で、その後の事を記しておきます。(忘れてたわけではないんだけど・・・サボってました。ご免)

文さんはインターネットでメールが使えるようになった。けど、ばりばり使うと言うわけでもない。で、ご本人にちょっとばっかし、最近の気持ちを聞いてみたのでここにUPします。6月の中頃のメールですから5月の実績です。因みに総発電量は 2万キロワット時 をはるかに超えています。
 
 

昼間 60KW時 夜間 63KW時の使用で2863円です。     ←<これは我が家が使った汚い電気の使用電力量>
総発電量が442キロ時 売電が366キロ時でした。          ←<これがひむか2号くんの実績>
 
節電意識は全然変わっていません。
少し電気を使う事で気持ちよくなれるのであれば無理な
節電はしないようになったかな。
ほとんど薄暗い生活だったから蛍光灯を付けて
食事がおいしく見える程度の事はするとか
最近老眼が進んできたので必要な時には明るくしてます。
これって当たり前の事だけど
発電開始の時はどこまで節電できるか限界に挑戦という感じだった
様に思う。
だからといってもうどんどん電気使っているかと言うと
そうじゃないけどそんなとこかな
熱源に電気を使う物が多すぎるよね。
電気じゃないポットを探す方が大変だもの
お年寄りにはいいかもしれないけど
あまりにも無自覚に使い過ぎてる。

           ふみ

と言うのが4年間、我が家の太陽光発電所「ひむか2号くん」と暮らしてきた発電所長さんの感想です。因みに汚い電気しか売らない九電へのこのきれいな電気の売電の単価はたったの21円ですので先月の売電収入は7686円です。。(酷いんじゃないですか?発電原価は金利無しで計算しても45円ほどですものね)ひむか2号くんの設置費用は450万円でした。今なら300万円ほどで出来るでしょう。先にする人は損をすると言う馬鹿な補助金制度がいまだに続いている・・・。



2000/02/17UP 下記はMLに投稿したもの・・・

「太陽光・風力発電トラスト」運営委員の中川です。※(aml 他のMLに多重投稿、で、見たくない人ご免ね)

宮崎の自宅の太陽光発電が、今日(2000/02/17)で発電を開始してちょうど、5年経ちました。
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/ng-nd/himuka2-2.html
(まだ、更新していないけど・・・、それが、どんなものかは分かる・・・)

で、総発電量のメータは2万5929Kwhを示しています。(単身赴任中の僕の使う電気と宮崎の家で使う電気をあわせてもそれより少ない電気しか使わなかった!)

これだけのきれいな電気が出来た事はすごく嬉しいのだけど・・・。

掛かった費用は、当時900万円(補助金で自己負担は半額の450万円)これを電気代に換算すると、50万円ほど・・・。(九電は21円でしか買わない、それも時間帯契約にしてやっと・・・)

でも、今なら400万ほど(補助金有りなら300万以下かな?、この金を当時?暴落していた株という博打につぎ込んでいたら・・・今ごろは御大人だ〜)
さて、

九州の場合、西日本リサイクルの会というところが、私のきれいな電気を買い叩く九電から年間1億円を超える金を出してもらって、新たに設置する人だけに国の補助金にさらに上乗せの補助金を出しているので今、設置するなら200万で設置可能かな?

(西日本リサイクルの会URL http://www.kurukuru.net/)

こうしたきれいな電気はその分、原発,火力の汚い電気を押し返し地域からお金が流れ出さなくて済ませているのに、何ら評価されない・・・。(これを担保に地域通貨を発行しても良いだろう?石原の外形課税よりよっぽど、まともだぜ)

きれいな電気が安く買い叩かれているので悲しい・・・。僕はこれはすごく不当な事だと思うけど・・・。人は「世の中は誰かが犠牲にならないと良くならない。君は環境に良い事をしているという良い気分を金を出して買ったんだと思えば良いよ」と言う。

(こう言う事を言う奴に限って何もしなかったりするんだけど・・・)

これも何か変ですな〜。(実はすごく頭に来ている・・・)