日本理化学協会会報41号原稿
「京都理化学協会の最近の活動状況について」
京都府立西乙訓高等学校 井上清会長
本研究会は京都府下の国公私立高等学校約120校,400余名の主として物理・化学の教師から成る組織である。
京都理化学協会では毎年春に研究をまとめた会誌を発行している。また研修の一環として年1回の総会時に講演会,その他見学会,研修会,研究協議会を定期的に開催する等の活動をおこなっている。
事務局としてここ数年の活動概要を紹介する。
1.講演会
年次総会の機会に大学の研究者による講演会を開催している。テーマは物理,化学の最近の話題に関するもののほか,広く理科教育に関するものも含んでいる。
平成12年度には「環境にやさしい非在来型の太陽電池」のテーマで,また平成13年度には「理科系大学におけるAO入試と科学教育カリキュラム」のテーマであった。
2.研修会・見学会
ア.夏期研修会
以前は夏休みに1日または2日間の日程で研修会を実施していたが,平成12年度からは諸般の事情もあり,冬期に開催時期を変更している。
近年の主な内容と形態は以下のようである。
平成12年度…講演会「−エアロゾルと地球環境問題−」
平成13年度…講演会「新学習指導要領について」 物理,化学の新学習指導要領について会員が研鑽を深めるというねらいで実施。
イ.秋期見学会
10月下旬頃,1日または半日の日程で大学の研究室や企業の研究所等の見学を中心に実施している。。主な見学先としてはハイテクメッキ工場や金型製作工場等最先端の内容から日常の授業にも役立つものまで変化に富む。
3.研究協議会
これは従来のQ&A(質疑応答形式)を模様替えして年2回実施しているものである。
各会員が実践している教材等を中心に披露し,会員相互の研鑽と交流の場としている。ここ数年のテーマをいくつか紹介する。
「懐中電灯による光通信」,「自己誘導の実験」,「環境にやさしい非在来型の太陽電池の作製」,「藍染め」,「カルメ焼き」等実験・実習や工作をふくんだ内容であるので,参加者相互の経験交流等実質的に中味の濃い研修の機会となっている。
その他,日本理化学協会全国大会への参加,共催として実験実習講座,高校生教員研究発表会の実施,「青少年のための科学の祭典」への継続的な参加など積極的な活動をしている。