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ジャイアンが歌うとき
テレビ版ジャイアンの歌は一体誰が作ったのか?

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ジャイアンが歌うとき



 ジャイアンといえば歌!ドラえもんのネタで定番となっているモノである。「好きこそモノの上手なれ」という言葉は彼には 当てはまらないのでしょう。毎年の誕生日に開催されるリサイタルに加え思い立ったらやってしまうチャリティコンサート (誰にチャリティ?)やディナーショーなど現在単行本で確認しただけで15本も開いている。そして、そのたびにポスター、チケット、 果てはセットまで作っている始末・・・。彼は単なるシンガーソングライターではなく演出・美術・メイクまでする偉大な アーティストなのだ!ではその15本のうち、幾つかピックアップしてみましょう。その時歌った歌詞などはまた後に記します。

「ジャイアンの心の友」(単行本11巻 第18話)

 この話、出だしが結構過激でのび太の「ドラえも〜〜〜ん、ばくだんをくれ! ジャイアンにぶっつけてぼくも死ぬ」から始まります。この時のび太とドラえもんが起こした行動は、希にみる勇気の行動です。 なんつったってあのジャイアンにレコードを作る機械をあげるのですから・・・。まー、みんなに恨まれるのは当然かな?
 その時の歌のタイトルがまたジャイアンらしくて「乙女の愛の夢」という少女趣味な名前になっています。

 え?なんでジャイアンらしいかって?ジャイアンは趣味多彩なんですよ。詳しくは後で書きますが、野球や歌以外におままごとや料理、 のび太イジメなど。その内のおままごとが関係してるんですね。ちなみにジャイアンは酔うと女言葉(これって死語?)になります (単行本30巻 第10話参照)。

 この時の店頭ポスターもどうやらジャイアン自作らしく、妹に似て(?)絵がうまい! (ジャイ子に描いてもらった可能性もある)
 で、できたレコード(価格不明)を売りさばくのですが売れるはずもなく 「売りつける」格好になりさらに強引に「聞かせ」ます。そして、のび太がみんなに仕返しをされるというお話です。 ・・・のび太一人を攻めるみんなもどうかと思うのですが。

「音のない世界」(単行本16巻 第1話)

 ジャイアンの歌というのはかなりの公害のようで、空き地からのび太の家までハッキリと歌声が聞けるあたり町内全土に 回って迷惑をまき散らしているようです。そこでのび太とドラえもん二人して考えたのが「音のない世界」でした。でもやっぱり ジャイアンが歌詞を書くだけで、みんな寒気がしているので・・・意味がありませんでした。この話は基本的に「ジャイアンの歌を どう逃れるか?」でありますが、藤子・F・不二雄先生は「音のない世界がどのようなものか」もこの中に描こうとしています。 その時のび太の行動は(ジャイアンに見つかりさえしなければ)見事なモノでしたが・・・。

「ジャイアンリサイタルを楽しむ方法」(単行本24巻 第15話)

 さてこの話、とても無謀な2人が登場します(例の如くのび太と ドラえもん)。なんと「ジャイアンの歌中毒」になるつもりです。このとき会場に入った観客は2人だけ。しかしジャイアンは 歌います!「のどが裂けるまで」といい、悪魔のような2時間が過ぎていきます。そしてアンコール。これだけ歌えればジャイアンも 嬉しい限りです。そして2人は中毒になり、叫びます。ドラえもんが「キャー、ジャイちゃ〜ん!!」なら、のび太は「しびれるう!! おしっこもれそう!!」ってな具合。かつてこれまでにこんなに熱いリサイタルがあったでしょうか?たった2人の観客ながら熱い ステージ。後にも先にもこれっきり。その後の話でまた元に戻ったのは薬の効き目が切れたせいでしょう。ドラえもんの道具は誤差が ありながらも時間制限があるのですから。

「ふつうの男の子にもどらない」(単行本40巻 第7話)

 これはジャイアンが芸能界から足を洗うお話。人気がない、いやいや聞いてる、少し気付き始めた(?)ジャイアンですが引退 コンサートを開きたいとのこと。素直に喜ぶのび太とドラえもんですが、さすがスネ夫。その情報を聞き取るやいなや怪しいと感じて ジャイアンの本音を探り出します。そう!そしてジャイアンはスネオの推理通りちょっとした計画を企んでいました。

「引退宣言」→「大慌て」→「おしい、やめないで」→「カムバック宣言」

 事がうまく運ばないようにのび太達3人は根回しします。ジャイアンと観客の面白い駆け引きが見物のこの話は結局ジャイアンの 思惑通りになってしまい、またみんなは苦しい思いをしていくようになるのです。


「へたうまスプレー」(単行本43巻 第13話)

 これは少し違うお話。ジャイアンがリサイタルを開くわけではありません。歌の先生になる話です。生徒はもちろんのび太。 相変わらず、無理矢理入校させられ、無理矢理教えられるというジャイアンならではの手口です。のび太に教えること事態が難しいにも 関わらず、ジャイアンは「オンチ!!」と鞭(実際は木の枝)を振ります。裏山での特訓の成果は見られず、ジャイアンは怒ります。 「魂が入っとらんのだ!」といいなぜかウサギ飛び100回。ドラえもんがここで助けるワケですが助けられなければジャイアン2世が 誕生していたかもしれません。まー、この話の中では「ジャイアンの歌といい勝負」のしずちゃんのバイオリンも登場しています。 コンサートを開かないだけましですが。
 とにかくジャイアンは歌に関していえば絶大な情熱と夢を持っていることは確かなようです。 道具のお陰でうまくなったのび太に「おれの次くらいにうまくなった」といって、「蛍の光」を歌いながら(このときは公害では なかったらしい)快く卒業させてくれます。ジャイアンもこれで気が済んだのか、その後被害にあった人は報告されていません。 一瞬の気まぐれとはいえジャイアンはやはりアーティストだということを思い知らされる話でした。



テレビ版ジャイアンの歌は一体誰が作ったのか?


 「お〜れはジャイア〜ン ガ〜キ大将」で始まる超有名な歌、その名も 「おれはジャイアンさまだ!」は一体誰に作られたのか?有名な歌でありながら誰の作詞・作曲なのか、あまり知られていない。 単行本では4巻を初め数多くのジャイアンの歌が見られる。ここにほんの一部を載せておくと・・・

←4巻 ←16巻 ←23巻 ←43巻

これらはほんの一例だがいずれもテレビ版とは違っている。こうやってみるとジャイアンは結構ロマンチストで、自分の恋心などを 歌ったりしている。ハッキリ言って似合わないが・・・まあ、それはゆうまい。だいいちジャイアンは恋をしたことが・・・あるな、 そういえば。あれは誰だったっけ・・・思い出せない・・・写真に写った女の子を好きになるヤツ!・・・ええぇっと? ・・・忘れた。
 そんなことはどうでもいいんじゃい、ここでは。とにかくテレビと単行本では違う雰囲気の歌を歌っている。 では、ここでついにお待ちかねのジャイアンの歌「おれはジャイアンさまだ!」の全貌を公開しよう。

「おれはジャイアンさまだ!」


(作詞・たてかべ和也 作曲/編曲・菊池俊輔)
おれはジャイアン ガキ大将 天下無敵の男だぜ
のび太 スネ夫は 目じゃないよ 喧嘩スポーツどんとこい
歌もうまいぜ まかしとけ

「なんだよ なんだよ ぬかみそに ふたしとけだって
 そりゃないよ 母ちゃん」

俺はジャイアン ガキ大将 町一番の人気者
勉強 宿題 目じゃないよ 気はやさしくて力持ち
顔もスタイルも 抜群さ

「うるせえ うるせえ のび太 スネ夫 俺がうぬぼれてるだって
 そんなこというと お前ら ギッタギタだぞ」

俺はジャイアン ガキ大将 学校一の暴れんぼう
ドラも ドラミも 目じゃないよ 四次元ポケットなくたって
足の長さはまけないぜ



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